FXのスプレッドとは?- FXの取引にかかる手数料の基礎知識を理解しよう

FXのスプレッドとは

スプレッドとは簡潔にいうと1通貨の取引にかかる手数料のことです

まずは次のようなレートのときに取引するとしましょう

ドル/円買値(Ask)売値(Bid)
1ドル101円100円

FXでは買値をAsk、売値をBidと呼びます

スプレッドはFX会社によって設定されていて、同時刻のAskとBidのレートは基本的に異なっています

表のレートでは1ドルを買い、直後に1ドルを売ると手数料として1円かかるのでスプレッドは1円となります

今回の例では話を単純にするため100円、101円とキリのいい数字を使っていましたが、スプレッドは0.001~0.01円台で設定されていることが多いためFX会社の取引画面では次の様に表示されます

またFXの用語ではスプレッド(広がり)が広い、狭いという表現をよくしますが、BidとAskの差が広いか狭いかを表しています

スプレッドの単位

スプレッドには基本的に「銭」という単位が用いられます

ただし取引する通貨ペアが日本円を含むか含まないかで違う単位を使います

日本円を含む場合は「銭」

ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円など通貨ペアに日本円を含む場合は「銭」を使います

1銭 = 0.01円なので100円80銭と言う時には100.80円を意味します

日本円を含まない場合はpips

例えば「円が〇円変動」、「米ドルが〇米ドル変動」などとそれぞれの通貨の単位で表現してしまうと表現がバラバラになってしまいます

なのでドル/ユーロ、ドル/ポンド、ドル/豪ドルなどどちらにも日本円を含まない場合の通貨の単位には「pips」を使います

pipsはFXで用いられる通貨の共通単位です

1pip = 1銭 = 0.01円

1pip = 0.01セント = 0.0001ドル

100.000円→100.800円にレートが変動した場合、80pips上がったといった使い方をします

スプレッドの計算方法

スプレッドは1通貨の取引にかかる手数料を示しています

AskBid
ドル/円100.002100.000

上の表ではBidとAskの差が0.002円なのでスプレッドは0.2銭です

なので100ドル、1000ドル分の取引をした場合はその通貨量分手数料がかかります

100(ドル) × 0.2(銭) = 20銭 = 0.2円
1000(ドル) × 0.2(銭) = 200銭 = 2円

スプレッドはFX会社ごとに基本的に固定されている

スプレッドはBidとAskの差であり、この2つは実際には常に変動していますが、取引の度に変わると計算がしにくくなります

なのでFX会社は基本的に固定されたスプレッドを提示しています

これを「固定スプレッド」または「原則固定」と言います

固定スプレッドは同じ通貨ペアでもFX会社ごとに違います

A社B社
ドル/円0.1銭0.2銭
ユーロ/円0.6銭0.4銭
ユーロ/ドル0.4pips0.7pips

A社はドル/円のスプレッドが狭いですが、ユーロ/円はB社よりも広くなっています

このようにFX会社によって通貨ペアごとのスプレッドが違います

なのでFX会社を選ぶ際には自分が取引したい通貨ペアのスプレッドが狭いかどうかを確認するのが大事です

スプレッドが変動するきっかけ

スプレッドは基本的に固定ですが、以下の様なきっかけで固定でなくなり、スプレッドが広がる場合があります

  • 世界的な不況
  • 市場の流動性が下がった時

世界的な不況とは〇〇ショックという様なできごとがきっかけになったりします

近年ではリーマンショックやコロナショックなどの出来事が記憶に新しいのではないでしょうか?

また市場の取引量が減った時というのは例えば、日本の市場は開いていても主要な市場(NY市場)が閉まっているなどです

主要な市場の動きがないため、様子見をしているトレーダーが多いなど市場の流動性がない時などにFX会社は固定スプレッドを一時的に解除することもあります

この様に大きな出来事や時間帯によって固定スプレッドが解除されて想定よりも手数料がかかることがあるということを知っておきましょう

まとめ

  • FXのスプレッドとはFX会社が設定した1通貨の取引ごとにかかる手数料のこと
  • 通貨、スプレッドの単位には通貨ペアに日本円を含む場合は「銭」、含まない場合は「pips」が用いられる
  • 固定スプレッドは世界情勢や市場の流動性の変化などの要因で一時的に解除される場合がある
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