2021年05月18日
FXでの取引で重要になるのがレバレッジという言葉です。レバレッジは「てこの原理」と似たはたらきがあります。
てこの原理は少ない力で何倍もの力を出すことですが、FXにおいては口座に預けた資金にレバレッジをかけることで何倍もの金額で取引できるようになります。
以下は10万円にレバレッジをかけて取引を行ったときの例です。
レバレッジ | 購入資金 | 100円 → 102円 | 100円 → 98円 |
1倍 | ¥100,000 | + ¥2,000 | − ¥2,000 |
10倍 | ¥1,000,000 | + ¥20,000 | − ¥20,000 |
25倍 | ¥2,500,000 | + ¥50,000 | − ¥50,000 |
レバレッジをかけると口座残高以上の金額で取引できます。レバレッジをかけると価格レートが購入時よりも高くなればより大きな利益を得ることができますが、当然レートが低くなれば損失も大きくなってしまいます。
日本のFX会社は法によって最大のレバレッジは25倍とされていますが、海外のFX会社には最大888倍のレバレッジをかけれるFX会社も存在します。
しかし一概に最大レバレッジが高ければ良いということでもありません。レバレッジをかけて取引する上で必要な知識を知りましょう。
ハイリスクハイリターンのレバレッジをうまく扱うために「ロスカット」「必要証拠金」「証拠金維持率」の3つのキーワードを理解しておきましょう。
レバレッジをかけることで預けた資金以上の取引ができるため、相場次第で大きな損失が出たり、預けた資金を超える損失が発生することがあります。ロスカットとは、損失が一定以上になった際に強制的に取引を終了させるためのシステムです。
ロスカットの仕組みがあるため、FXでは資金がマイナスになることがありません。しかし必要以上のレバレッジをかけてしまうと避けれたはずのロスカットが実行されてしまいます。それを防ぐために「必要証拠金」「証拠金維持率」の仕組みを知りましょう。
FXでは口座に資金として「証拠金」を預けていますが、その中でも「必要証拠金」は取引額に比例して変化します。つまり必要証拠金はあるポジションを取るために必要となる証拠金のことです。
例えば1ドル = 100円のときに1Lotをレバレッジ25倍で取引する際の必要証拠金は40000円です。必要証拠金は次のように計算します。
必要証拠金 = 現在のレート×Lot数×10,000(通貨)÷25(レバレッジ)
証拠金維持率とは必要証拠金に対する純資産額の割合のことです。
証拠金維持率がFX会社が定める基準以下になるとロスカットが行われます。証拠金維持率はFX会社によって異なりますが、多くのFX会社では50%が設定されています。
レバレッジを大きくするほど損失は大きくなり、証拠金維持率も比例して下がってしまいます。価格が予想以上に低下してもロスカットされない維持率を保てるかを計算できるようにしておきましょう。
レバレッジをかけた取引ではロスカットを防ぐことがポイントです。
口座残高が少ない場合はレバレッジをかけすぎてしまうと相場の変動に耐えきれずロスカットされてしまう危険が高まるので、高いレバレッジをかけるのは得策とは言えません。
なので高いレバレッジをかけて取引をしたい場合は必要証拠金よりも多めの証拠金を入金しておいて、ロスカットさせないようにするのが鉄則です。
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