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通貨ペアとは? -通貨ペアごとの特徴を理解して最適な組み合わせを選ぼう

2021年05月23日

通貨ペアとは?

FXでは2カ国の通貨を両替して差益を出すという仕組みのため、取引する際は必ず2つの通貨を選ぶ必要があります。このとき選んだ両替先の通貨と両替元の通貨の組み合わせを通貨ペアといいます。

通貨ペアは「/」で区切られて表記され、左側を基軸通貨、右側を決済通貨と呼びます。基軸通貨は売ったり買ったりする対象となる通貨、決済通貨はその際の損益は算出する通貨です。例えばドル/円の取引ではドルを売ったり買ったりして、その取引の結果は円で算出します。この場合ドルが基軸通貨、円が決済通貨となります。

主な通貨記号

日本語ではドル/円などと表記しますが、FXの取引画面では基本的に通貨ペアは英語表記になります。

その際に国名コードと通貨コードを組み合わせた3文字の通貨記号でそれぞれの通貨を表現します。以下は主な通貨記号です。

よく知っている通貨もあれば、聞き慣れない通貨もあるのではないでしょうか?FXではメジャー通貨とマイナー通貨の2種類があり、取引する通貨ペアはの以下の2つに分けられます。

メジャー通貨・メジャー通貨メジャー通貨・マイナー通貨
スプレッド狭い広い
取引量多い少ない
情報量多い少ない
相場安定不安定
スワップポイント低い高い

通貨ペアごとの特徴

通貨ペアは2カ国の経済状況がレートを変動させます。また、どの時間帯に活発に取引されているかも通貨ペアごとに異なります。そのため通貨ペアごとにどのような時にレートが変動するのかが変わってくるのです。主な通貨ペアでどのような特徴があるのかを見てみましょう。

米ドル/円

基本的に朝方から昼過ぎにかけてはあまり値動きが活発ではありません。ロンドン市場がオープンする日本時間の16時(冬時間は17時)ごろから取引量が増え始め、NY市場がオープンする21時30分(冬時間は22時30分)ごろから取引が最も活発化する特徴があります。
米ドル/円はアメリカと日本の経済状況の影響を受けやすく、日本の政策金利やGDP、経常収支などの情報も重要ですが、より重要になのはアメリカの政策金利や雇用統計です。その内容によっては、米ドル/円相場が急激に変動することもあります。

ユーロ/円

朝方から昼過ぎまではあまり値動きが活発ではありません。ロンドン市場がオープンする日本時間の16時(冬時間は17時)ごろから活発に動き始めます。
ユーロの取引量は米ドルに次いで多く、値動きを見通すにはユーロ圏各国、特に経済大国であるドイツ・フランスの経済指標を確認する必要があります。

ユーロ/ドル

値動きが活発になるのは、ロンドン市場がオープンする16時(冬時間は17時)ごろと、NY市場がオープンする21時30分(冬時間は22時30分)ごろです。欧州とアメリカの経済状況の影響を受けやすいため、アメリカの経済指標と欧州の経済発表も確認する必要があります。ユーロ/米ドルはドイツやフランス、イタリア、スペインといったユーロ圏の経済指標が予想より良い内容であれば上昇し、悪い内容だと下降しやすくなります。また、欧州中央銀行が発表する政策金利も重要な変動要因となります。

通貨ペアの選び方

ここまで説明してきたように通貨ペアごとにレートが変動する要因は異なることがあります。そしてFX会社ごとに様々な通貨ペアが用意されていますが、どの通貨ペアを選ぶとより思い通りの取引ができるのでしょうか?

通貨ペアを選ぶときに意識したいポイントは以下の3つです。

トレードスタイルによって選ぶべき通貨ペアは異なりますが、上記の条件を満たすのは基本的にメジャー通貨同士の通貨ペアです。メジャー通貨同士の通貨ペアはどのFX会社でも概ねスプレッドが狭く、取引量が多いため価格の急落が起きにくい特徴があります。また、取引量が多い通貨は一般的にテクニカル分析の精度が高いとされています。

メジャー通貨同士のおすすめ通貨ペア

メジャー通貨同士の通貨ペアでは基本はドルストレート、クロス円の通貨ペアを選ぶのがオススメです。
ドルストレートとは米ドルと他の通貨のペアのことです。世界の基軸通貨である米ドルと直接(ストレート)取引していることからドルストレートと呼びます。
一方クロス円とは日本円を含む通貨ペアのことです。日本の経済状況などが影響するので情報収集がしやすいと言えます。

アメリカの経済は世界経済に影響を与えます。なのでドルストレートでない通貨ペアでもアメリカの経済の動向に注目する必要あります。
しかしドルストレートの場合はアメリカともう一方の国の経済だけで済むので情報収集の手間が少なくなります。

米ドル/円

特に初心者の方におすすめなのが米ドル/円です。
ドル/円は世界で第2位の取引量のため相場が安定しており、日本の情報は日々の生活で入手しやすいためです。また、ドル/円のスプレッドは狭い傾向があります。

ユーロ/円

ユーロ/円も3つの条件を満たす通貨ペアでありますが、EUは日本よりも低金利であるためユーロを買って日本円を売るとスワップポイントの支払いが発生するので注意しましょう。

マイナー通貨を含んだ通貨ペア

スワップポイントを狙った中長期のトレードには金利が高いマイナー通貨を含んだ通貨ペアがオススメです。主な通貨ペアはトルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円です。

これらの国は新興国であるため金利が高いのですが、取引量が比較的少なく、金利も変動しやすいため動向に注意しておきましょう。

まとめ

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