2023年01月26日
バックテストアプリContraに寄せられたレビューに上記のご質問がありました。
そこで、本記事では
『インディケータAがシグナル発生で利確、インディケータBがシグナル発生で損切り』
といったシステムトレードを作成してバックテストを行う方法を解説します。
Contraではアイコンの並び替えでAND(かつ)とOR(または)を設定できます。
このように縦に並べるとANDになり、横に並べるとORになります。
ORの作り方は以下の通りです。
では、ご質問いただいた利確との損切りで別々の条件を設定する方法を説明します。
ポイントはORとANDを組み合わせるところです。
まず、『価格STOP』を2つ配置して、横に並べてORにします。
ここでは、左の『価格STOP』を利確(変化価格+10pipsに設定)、右の『価格STOP』を損切り(変化価格-10pipsに設定)にしましょう。
次に左の利確用『価格STOP』の上(下でも同じ)に『ゴールデンクロス』を、右の損切り用『価格STOP』の上に『デッドクロス』を置きます。
これにより、
+10pips以上の利益が出ている時のゴールデンクロスで利確、-10pips以上の損失が出ている時のデッドクロスで損切り
というシステムが出来上がります!
下のリンクをクリックすると、このルールをContraアプリで実際に実行してみることができます。ぜひお試し下さい。
通貨設定ページで利確と損切りの設定もできます。
これは、エントリー時に同時に利確損切りを注文する、いわば指値/逆指値注文です。
これは利確損切りを設定した場合、イグジットルールがどのような場合でも強制的に決済を行います。
一方、『価格STOP』は単一のシグナルです。『エントリーから○pips変化した時』シグナルを発生をさせるインディケータとなります。
つまり今回の例では、10pips以上の損失が出ている状況になっても、設定した条件のデッドクロスが発生しない限り、イグジットは発生しないということになります。
-5pipsのタイミングでデッドクロスが発生した場合、そのままデッドクロスが当分発生せず損失が膨らむ場合などが想定されます。
そのため、今回のような複数のイグジット条件を設定した場合でも(そうでなくても)損切りの設定を行っておくべきです。
今回は貴重なレビューとフィードバックを頂きましたので、その返答解説記事となっています。
Contraはバックテストや通貨アラートなどの機能を充実させています。
日々改善とサービスの拡充を行っておりますので、フィードバックをお待ちしております。
コントラは最高のFXアプリを
目指して誠意開発を続けております。
機能の要望や、不具合などありましたらご遠慮なくヘッダーの問い合わせ、フィードバックからご連絡ください。またツイッターからでも大丈夫です!
皆様のFXトレードのお力になるFXアプリを目指しますので、これからもよろしくお願いいたします。