はじめに

スマホアプリContraで作ったシステムトレードをEAに変換する方法を説明します。

指定の証券会社の口座をご利用いただくことで、Contra EAは無料でご使用いただけます。

Contra EAは

1. EAファイル
2. あなたのシステムトレードルールが書き込まれているsetファイル

の2つから動作します。下記の手順でContra EAを始めましょう。

1. 口座開設/口座追加
2. MT5インストール
3. Contra EAの口座認証
4. EAファイルとsetファイルのダウンロード
5. EAのテスト(ストラテジーテスター)
6. EA実行

Step 1. 口座開設

Contra EAサービスは下記のXMTradingの口座でご使用頂く必要があります。

Contra EAページから口座開設をお願いします。Contraのアカウントでログインすることで、アプリでお気に入りしたルールを変換できます。

XMのページでは以下のように表示されます。

今までXM口座をお持ちでない方は各項目を記入し、ステップ2へ進んでください。
その際、『取引プラットフォームタイプ』はMT5にして下さい。

既に口座をお持ちの方はXMページ画面右側の『追加口座を開設する』から口座を追加して下さい。

上記の方法で新規に追加、もしくは追加した口座からのみContra EAをご使用頂くことができます。

Step 2. MT5のインストール

MT5をお持ちでない方はインストールして頂く必要がございます。

すでにインストール済みの方は次の3. Contra EAのダウンロードへお進み下さい。

XM経由のMT5ダウンロードページ

MT5をインストールをしたら、次はMT5で口座のログインをしましょう。

MT5を開いたら先ほど開設したXM口座のログインができるか確認しましょう。

Step 3. Contra EAの口座認証

MT5上で実行するContra EAとsetファイルはContra EAページからダウンロードできます。

前述の通りアプリでご利用中のアカウントでログインをすると、アプリで登録した自分のお気に入りをEAに変換できます。

認証ページではStep 1で開設した口座番号をご入力ください。

口座を確認後、Contra EAがダウンロードできるようになります。

認証には1営業日程度お時間がかかります。認証完了後、ご登録のメールアドレスに通知します。

もしメールが届かない場合は、Contra EAページにて認証状況をご確認下さい。

Step 4. Contra EAとsetファイルのダウンロード

認証完了後、マイページに自分の作成したお気に入り戦略が表示されます。

まずは右上からEAをダウンロードしましょう。

1. Contra EAをダウンロード
2. EAに変換したい戦略のsetファイルをダウンロード

稼働するEAのルールは全てsetファイルによって定義されます。逆にsetファイルがなければContra EAは稼働しません。

Contra EAは一度ダウンロードすれば、setファイルを入れ替えることで複数のルールのEAを稼働させることができます。

ダウンロード後、Contra EAはMT5のExpertsフォルダへ移動させましょう。

MT5のデータフォルダを開く

それぞれのフォルダは下記の方法で開くことができます。
MT5の左上メニューバーからファイル(File)→データフォルダを開く
を選択して下さい。

MQL5→Experts
ダウンロードしたContraEAをドラックアンドドロップ等で移動させましょう。

また、Presetsフォルダがある場合はそこにsetファイルを移動させておくと後々便利です。

移動させたら、必ず『更新』をしましょう。ナビゲータ上で右クリック→更新を押しましょう。するとエキスパートアドバイザの下にContraEAが表示されます。

表示されたのを確認して、次のストラテジーテスターで確認しましょう。

Step 5. EAの確認 ストラテジーテスター

ストラテジーテスターはMT5上のバックテスト機能です。実際にEAを動かす前にEAのパフォーマンスを確認してみましょう。

表示→ストラテジーテスター から起動できます。

Contra EAを選択し、銘柄や日付を設定しましょう。Contra EAは始値の時にのみ処理が行われるため、モデル：始値のみ を選択すると時間がかからず実行できます。

入金の部分ではJPYが選択肢から出ないため、『JPY』と直接入力しましょう。
そして、setファイルを読み込む必要があります。『パラメータ』タブに移動し、表を右クリック→読み込みを選択しましょう。

この時、MQL5>Profiles>Testerがデフォルトでは開かれます。そのため、2つ上の階層に行き、MQL5>Presetsと移動しましょう。（先程のデータ構造図参照）

Presetsフォルダで先ほどダウンロードした.setファイルを選択しましょう。
setファイルからパラメータが読み込まれたら『スタート』を押して実行しましょう。
ストラテジーテスターで実行を確認できたら、パフォーマンスの確認と無事にEAが実際に稼働する確認にもなります。

では実際に稼働させてみましょう。

Step 6. EAの実行

EAを実行し、実際に自動売買を行うには4つのステップが必要です。

1. 『アルゴリズム取引』を有効化
2. Contra EAロード時『アルゴリズム取引を許可』にチェック
3. Contra EAロード時にsetファイルを読み込む
4. Contra EAのパネルで『自動売買ON』に

1. MT5の『アルゴリズム取引』を有効化しましょう。(下の図は有効化されています)

2. ロード時、『共有』タブで『アルゴリズム取引を許可』にチェックを入れましょう。

この状態になっているかご確認下さい。

またストラテジーテスターと同様、setファイルの読み込みが必要です。

3. 『インプット』タブで『読み込み』でsetファイルを選択しましょう。

読み込んだらOKを押しましょう。

正しくロードできると下のようにContra EAのウィンドウが表示されます。

表示された後、自動売買ONを押さないと、売買を行わないので注意してください。

もしウィンドウが表示されず、アカウント認証エラー が表示された場合、口座の認証が正しく出来ていない可能性があります。

• XMでの口座でMT5にログインしていない
• ContraのXMリンクから開設した口座ではない

などの原因が考えられます。うまく行かない場合はお気軽にお問い合わせください。

4. 『自動売買OFF』をクリックして『自動売買ON』にすると取引が可能となります。

取引量は固定ロットか変動ロット(資金量に合わせてLotsを算出する方法)で設定することができます。

またMT5の仕様上、PCをシャットダウンしたりMT5を閉じるとEAは稼働できません。ご注意ください。

まとめ、Contra EAとは？

Contra EAはアプリで作ったシステムトレードをEAとして稼働させることができるサービスです。

EAファイルとsetファイルの2つから構成されます。

setファイルにルールが記述されているため、EAファイルはそのまま、setファイルを変更するだけで他の戦略のEAを実行できます。

つまり、他の戦略や複数の戦略を実行したい場合は読み込むsetファイルを変更することでそれぞれ自動売買戦略を作成できます。

バックテストアプリContraで作成した戦略をEAに変換し、実際に自動売買を行う手順を説明しました。

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