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差金決済とは?FXで取引の結果がどのように口座に反映されるのかを知ろう

2021年07月23日

FXとはForeign Exchangeの略です。Foreign Exchangeをそのまま日本語訳すると「外国為替取引」ですが、最近ではFXとは一般的に「外国為替証拠金取引」を意味しています

「外国為替取引」と「外国為替証拠金取引」の違いは外国為替取引を証拠金で行うかどうかです。この2つの違いを理解するためにまずは外国為替取引とはどういうものなのかを知り、FXのトレードで行われる差金決済の仕組みを理解しましょう。

差金決済を理解することでFXのトレードの仕組みを知ることができ、どれぐらいの資金が必要か、どんなリスクがあるのかといったことを知ることができるでしょう。

外国為替取引とは

日本からアメリカに旅行に行く時には円→ドルに両替する必要があります。この両替のことを外国為替取引と言います。

例えば為替レートが1ドル = 100円の時に日本円を1000ドルに両替すると
100×1000 = 10万円が必要です。
つまり1000ドルを10万円で買ったということになります。

私たちは普段買い物をする際に下の図のようにお金を払って、対価としてモノを手に入れます。このように現金とモノを交換することを「現物決済」と言います。外国為替取引は現物決済と同じようにお金(円)を払って対価(ドル)を買うことを指します。

外国為替証拠金取引とは

一方で外国為替証拠金取引は、両替をする時に等価の現金を持っていなくても両替ができる取引です。FXは将来必ず決済することが約束された「差金決済」という方式で取引されます。差金決済ではお金を支払う必要がなくモノの受け渡しもしません。その代わり決済するときの差額だけを受け渡しします。

決済とは簡単にいうと反対の取引をするという意味なので「買ったら売る」「売ったら買う」が決済にあたります。FXでは買いエントリー、売りエントリーという言葉が使われますが、買いエントリーの決済は「売り」で、売りエントリーの決済は「買い」を意味します。

差金決済の例

差金決済を身近な取引を例にして理解していきましょう。

100万円の宝石を差金決済で取引する場合には次のステップを踏みます。

  1. 宝石を買う契約をする。
  2. 未来に必ずその宝石を売る契約も同時にする。
  3. 現金と宝石の受け渡しは行わない。

そして決済をするときには次のステップを踏みます。

  1. 宝石の時価が110万円のとき宝石を持ち主に売り返す
  2. 110万円 – 100万円 = 10万円の差額が生じる
  3. 差額の10万円を受け渡しする

このように差金決済では現金やモノは移動させずに決済時の差額だけを移動させます。FXでのトレードでも同じように毎回両替をしているのではなく差額だけを移動させています。

レバレッジをかけることで少ない資金でも取引できる

FXは差金決済を採用しているためトレードをするには「証拠金」という取引額の数%〜数十%の現金をFXの口座に入金しておく必要があります。そしてFXでは入金した証拠金にレバレッジをかけることができます。レバレッジをかけることで証拠金の数倍〜数百倍の為替取引ができます。

例えば1ドル = 100円の為替レートで10,000ドルを買うには100万円が必要ですが、仮にレバレッジを100倍とすると1万円の証拠金をFX口座に入金しておくと10,000ドルを買えます

その後1ドル = 110円になった時に10,000ドルを売ると、110万円 – 100万円 = 10万円の利益になります。差金決済によって取引の結果だけが口座に反映されるので、決済した時に10万円の利益が口座に反映します。

このようにFXではテコの原理のように証拠金にレバレッジをかけることで売買ができるので少ない資金でも取引ができます。

まとめ

FXでは差金決済によって取引の差額のみが口座に反映されます。さらにレバレッジを組み合わせることで口座に入金されている額の何倍もの取引ができるという仕組みになっています。

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