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FXのLot(ロット)とは? – Lotとレバレッジとの結びつき

2021年05月21日

Lot(ロット)とは取引通貨数の単位

世の中には長さを表す単位であるmm,cm,mのように様々な単位が存在しますね。これらの単位を使うのは1cmを10mmと表記するのが面倒だからです。ロットも単位の1つで、一定の通貨数を表すために使われます。

基本的に1Lot = 10,000通貨を表しますが、FX会社によっては1Lot = 100,000通貨のところもあります。

FXではLot単位で通貨を取引します。多くのFX会社では最小取引単位が1Lotなので最低でも10,000通貨を買ったり売ったりすることになります。例えばドル/円で取引するのであれば1ドル = 100円の時は1,000,000円分の取引が最低額となります。

ただし、最近では少額からでもトレードができるように最低Lot数を0.1Lot、つまり1,000通貨からとしているFX会社もあります。少ない資金から始めたい方、試しにトレードしてみたい方はこのようなFX会社も選択肢になるでしょう。

Lotとレバレッジの関係 – レバレッジはLotでコントロールする

FXではレバレッジをかけることでより大きな金額で取引ができますが、取引画面にはレバレッジを入力する欄があるわけではありません。

実際の取引ではレバレッジは指定してかけるものではなく、Lot数と証拠金(口座の残高)によって算出されるものです。

Lotとレバレッジの関係を理解せず、いたずらにLot数を高くすればロスカットや損失が大きくなる危険性があります。そういったリスクを回避するためにもLotとレバレッジがどう結びつくのかをここで理解しておきましょう。

Lotとレバレッジの関係を理解するには「証拠金(口座の残高)」「ポジション」「実効レバレッジ」の3つがキーワードとなります。

実効レバレッジ

ある取引にかかっているレバレッジのことを「実効レバレッジ」と言います。

実効レバレッジとは保有しているポジションが証拠金に対して何倍かを示すもの、つまり今の取引に何倍のレバレッジがかかっているかを示します。実効レバレッジは次の式で算出されます。

例えば1ドル = 100円のときに証拠金10万円で取引をするとします。1Lot = 10,000通貨のときにLot数を変えるとレバレッジは次のように変わっていきます。

Lot数ポジション評価額実効レバレッジ(証拠金10万円の時)
1Lot1,000,000円(100万円)10倍
2Lot2,000,000円(200万円)20倍

ここでは証拠金を10万円に固定したので、取引するLot数が増えれば比例して実効レバレッジが大きくなります。

Lot数で実効レバレッジをコントロールしてリスク管理をする

実効レバレッジは証拠金とLot数によって変わると述べましたが、実際の取引で実効レバレッジをコントロールするために証拠金を増減させるのは現実的ではありません。なので実効レバレッジはLot数でコントロールしてリスクを管理します

Lot数で実効レバレッジをコントロールする例として100万円の証拠金を持って取引する場合を考えてみましょう。
1ドル = 100円のときにLot数を変えるとレバレッジは次のように変わっていきます。日本のFX会社の最大レバレッジは25倍なので100万円の証拠金で最大25Lotまで取引できます。

Lot数取引額実効レバレッジ(証拠金100万円の時)
1Lot1,000,000円(100万円)1倍
10Lot10,000,000円(1000万円)10倍
25Lot25,000,000円(2500万円)25倍

レバレッジをかけるとそれだけ損益が大きくなります。利益が出ている時はレバレッジに比例して利益の幅が広がりますが、注意したいのは損失が出ている際のロスカットです。

証拠金に対して大きすぎるレバレッジがかかるとそれだけロスカットのリスクが高まります。なのでロスカットのリスクを低くするためにLot数で実効レバレッジをコントロールするようにしましょう。

まとめ

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